1987-09-03 第109回国会 参議院 商工委員会 第4号
それから、日本の場合は、一九四六年に新田に切りかえて五百円以上の預金を封鎖して、そしてやったんですけれども、結局産業復興資金の貸し出しが続いてインフレを収束することはできなくて、ドッジ博士がやってきてようやく抑えた。抑えだということは、一つには占領軍の権力をもって抑えたというところがあったと思います。そのように金融政策一つとっても西ドイツというのは非常に先見性がある。
それから、日本の場合は、一九四六年に新田に切りかえて五百円以上の預金を封鎖して、そしてやったんですけれども、結局産業復興資金の貸し出しが続いてインフレを収束することはできなくて、ドッジ博士がやってきてようやく抑えた。抑えだということは、一つには占領軍の権力をもって抑えたというところがあったと思います。そのように金融政策一つとっても西ドイツというのは非常に先見性がある。
それから産業復興資金が出ていきまして、これが後の開発銀行になっていくわけでございますが、産業の復興が行なわれて、そこから所得、利子を生んで、それが国の返済能力になった、そういう経緯をたどってきたわけでございます。
(拍手)さらに、私は、ここにこのような論理から見まして、アメリカの援助物資中におけるガリオア資金、すなわち、本来無償たるべき救済資金と、エロア、すなわち、産業復興資金のそれぞれの金額の総計と、両者の比率につきまして、正確なる数字を、外務大臣に、この際お尋ねいたしておきたいのでございます。
次に鉄鋼の合理化資金につきましては……(中曽根委員「鉄鋼じやない、見返り資金の中でどれくらい出すのか」と呼ぶ)見返り資金から出ることを予定いたしております合理化資金と申しますか、産業復興資金と申しますか、この分は前同様私企業、電力、造船以外のものが四十三億円でありましたものを、六十億円にいたしました。それから見返り資金から出すのは、合理化を主とし造船資金を加えているのであります。
これを産業復興資金の方へ持つて行くのであります。そうして私は最も沢山減税をしたいという信念を持つておる一人でありますが、やはしこれは徐々にやつて行かなければならん、こういう考えで、今年は国税におきましては九百億、他方税におきまして四百億、実質的には五百億、来年度は地方税におきましても増税しない、国税においてはできるだけ減税して行く、そうして今年の二十五年度の政策をもつと強くやつて行きたい。
そうして産業復興資金、貿易資金に入つて行くと私は考えておるのであります。かくいたしますれば、減税をやり及び国内の増産を図り、そうして輸出貿易も楽になつて行く。こういう構想を持つて進んでおります。
○岩木哲夫君 総額に上においては殆んど同じだということはちよつと了得できないのですが、見返り資金に対しましての産業復興資金が相当計上されておる。
これに対しましてたとえば復金はああいう形になりましたが、産業復興資金代理貸付、こういうものを利用するとか、こういうものまでぜひ考えていただきたいと思います。 なお関連いたしまして、これは最近私どもの手に入つた陳情なのでありますが、福岡地方で庶民金融会社というものが相当あるらしいのであります。これは殖産会社という名前をつけているようであります。
○政府委員(中川以良君) 御承知の通り、一昨年來年度の予算の内示が行われたような次第でございまして、これによりまして、從來の構想と予算の編成方法が非常な相違がございまする次第でございまして、当初考えられておりました貿易資金の特別会計の黒字は、これを主といたしまして輸入物資の補給金に充当し、更に一部を輸出の助成金とし、残りを産業復興資金の方に廻したいというような考え方が強くあつたのでございますが、然るに
責任ある政府の言明としては、今言明はできないかもしれないが、左手においては企業の整備を斷行するとともに、右手においては民間あるいは政治的な、戰勝國家のクレジツトという問題とにらみ合わせて見て、將來の日本の産業復興資金というものに對し、相當積極的にインフレーシヨンを食い止めるために、對策を講ずるということの考え方があるか。まずこの一點をお伺いいたしたいと思います。